知的資産の分類
一言で知的資産といっても、特許権、ノウハウ、組織力、顧客とのネットワーク等、様々な種類が存在します。そのため、何らかの基準で分類して把握する必要があります。
代表的な知的資産の分類には、MERITUMプロジェクトによる分類があり、現在では、この分類が知的資産の一般的な分類として用いられています。
・人的資産(human capital) 従業員が退職時に一緒に持ち出す資産
例)個々人の知識、スキル、学習能力、モチベーション等。
・構造資産(structural capital) 従業員の退職時に企業内に残留する資産
例)データベース、ソフトウェア、マニュアル、特許権等。
・関係資産(relational capital) 企業の対外的関係に付随した全ての資産
例)顧客満足度、供給業者との関係、金融機関への交渉力等。