やりなおそうとすると、ほとんどの場合、今一度商標登録出願をし直す必要があります。あるいは、別個に複数の商標を新たに商標登録出願する場合もあるでしょう。

 

また、商標自体を変更するときもあれば、商品または役務を変更するときもあります。つまり、結構な費用がかかってしまうということです。

 

でも、考えてほしいのです。例えば会社名が商標権を侵害しているとして変えなければならなくなった場合、どれほどの損害が発生するでしょうか。おそらく億単位になるでしょう。

 

それを数万円で保護できる・・・少し虫が良すぎませんか?つまり、単なる権利取得だけでは足りないのです。そこには、いかにして権利を有効活用できる形にするか、戦略がなければ有効に機能させることができないのが商標です。

 

それだけに出願前の調査がより重要になってきます。確実に権利化でき、そして使いやすいようにする戦略を立てる必要があるからです。場合によっては、複数の商標登録出願を時期を変えて行う必要もあるでしょう。素人では思いつきませんよね。ここにプロの価値があるのです。

 

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